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特集は「安倍銃撃事件がもたらしたもの」

安倍氏銃撃事件が「民主主義への挑戦」とされたのは統一教会問題にふたをするためであったのではないか。安倍政治の「罪」を、どこまで明らかにできるか日本の民主主義が問われていると、東京大学名誉教授の高橋哲哉氏が語る。

議席を確保した社民党党首の福島みずほ参院議員が、自民の憲法改正草案は宗教右派の影響を受けており、それが統一教会に正当性を与えたと指摘。国葬反対の理由を説明する。

 安倍元総理の国葬は何が問題なのか。慶応大名誉教授の小林節氏が、国葬をするには国国権の最高機関である国会を通すべきであり閣議で決定したのは明かに憲法違反と説明する。

条と象徴天皇制が柱の憲法が、民主国家の普通の憲法に成熟するには何が必要か。専修大法科大学院教授の棟居快行氏が、今の国民には自分が主役になって政治を動かすという発想がなく、政治の結果が自分に跳ね返ってくることを認識しないと憲法自体が壊れると注意を喚起する。

ジャーナリストの斎藤貴男氏が、統一教会問題についてのメディアの問題を指摘し、国葬の法的根拠を内閣府設置法とする政府のお粗末さと、それを容認した内閣法制局は自民党の下部組織になったと解説。国葬自体がカルトそのもの批判する。

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