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特集は「与党大敗の総選挙 今後の政治は

毎日新聞客員編集委員の倉重篤郎さんが自民党の裏金問題への甘い対応や石破首相の言動が与党大敗を招いたと分析する。そして、少数与党政権においては民意に従う政策決定、国会運営ができる可能性があると指摘する。

法政大学大学院教授の白鳥浩さんが総選挙結果について分析する。自民党の敗因は政治とカネの問題への対応の甘さと石破首相の言動のブレにあり、国民は与野党伯仲を望んでいたと解説する。また、本来であれば93年の細川連立内閣と同様に野党連立政権をつくるべきであったと指摘する。

評論家の佐高信さんが総選挙の争点は世襲、裏金、統一教会、財務省との関係だと語る。また、自民党支持者が自民党への未練を捨てないかぎり、日本の政治は変わらないと指摘する。

京都精華大学准教授の白井聡さんが今回の総選挙は、この間国民の生活を貧しくしてきた自民党政治に対して国民がNOを突き付けたと分析する。また、国民負担が増え続ける中、「手取りを増やす」という明確なスローガンを打ち出した国民民主が伸びたと指摘する。そして自民党政治の限界が見えたいま、国民のための政治を行う政治結集が必要と訴える。

特集以外では、アメリカ大統領選挙について、元外務省国際情報局長の孫崎享さんとお茶の水女子大学教授の申琪榮さんのインタビューを掲載している。

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