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特集は「政治とメディア、そして市民」

慶應大学名誉教授の金子勝さんと法政大学教授の山口二郎さんが今の政治、メディア、市民運動について語り合い、高市首相は戦後最悪の首相だと批判する。また今の状況を作ったのは役割を放棄したようなメディアの責任が大きいと指摘する。そして今の状況を変えるためには市民が生活の実感としておかしいと思っていることをベースに声を上げるべきだと訴える。

上智大学教授の中野晃一さんが、今の高市政権は誰もグリップできず首相だけが前のめりに走っている、それが逆に支持につながっていると指摘する。それを止められないのは本質を伝えないメディアに原因があるとも指摘する。そして世界中がおかしな方向に向かっても諦めないことが大切と語る。

沖縄国際大学教授の前泊博盛さんは、日本全体で軍備増強が行われ、日本列島の沖縄化、不沈空母化が進んでいると指摘する。それにもかかわらず高市首相を支持する人々に危機感のないことを危惧する。

和光大学名誉教授の竹信三恵子さんが寄稿で、市民はどこにいるのかと疑問を呈する。公共が失われ公共空間の主体だった「市民」が「お客様」に変質してしまったのではないかと指摘する。

また、沖縄タイムス編集委員の阿部岳さんの沖縄から見た全国メディアの報道についてご寄稿、元NHKプロデューサーの長井暁さんの井上NHK新会長に求めるものについてのご寄稿を掲載。

特集以外では、創刊号から約10年間のマスコミ市民を読み直した永田浩三編集委員のご寄稿も掲載しています。

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