特集は「日本の刑事司法と冤罪」
関東学院大学教授の宮本弘典さんが、人質司法をはじめとして国際的にも批判されている日本の刑事司法の問題点を解説し、日本の司法文化は中世並みで根本的な改革が必要と訴える。
ジャーナリストの斎藤貴男さんが自らの取材経験に基づき、警察、検察、裁判所の問題点を語る。また権力と一体化しているメディアにも問題があると訴える。
長年にわたり袴田巌さんの支援活動を続けてきた日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会の新田渉世さんがこれまでの活動を語り、検察は有罪立証を取りやめてほしいと訴える。
父親の古川泰龍が始めた1947年に起こった「福岡事件」の再審運動を今も続けている生命山シュバイツァー寺代表の古川龍樹さんから、事件の経過とこれまでの活動についてご寄稿いただいた。
身に覚えのない容疑で逮捕され344日の間勾留された美世志会代表の山田知さんが自らの体験を語り、今の日本の司法システムは問題だと訴える。