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特集は「腐敗した自民党 野党結集で新たな政治を

「市民連合」として立憲野党に要望書を出した上智大教授の中野晃一氏が、自民党の裏金問題と岸田政権について批判し、リベラル勢力による政権交代のためには野党が共闘し、期待が持てるアピールの発信が必要と語る。

自民党の裏金問題を告発し、検察庁が事件捜査するきっかけを作った神戸学院大教授の上脇博之氏が、今回の問題について解説し、「政治と金」の問題改革のためには政党助成金の廃止、企業献金、政治資金パーティーも禁止にするべきと語る。

「野党は反対ばかり」「野党はだらしない」と、野党を批判するばかりではなく、野党が何を問題にし、政府はどう答えているのかを冷静に見る必要があり、自分たち自身で候補者を育てたり、探し出したりすることで政治を変えることもできると法政大教授の上西充子氏が呼びかける。

岸田政権が非常に弱っている今、リベラルな政策を掲げ、とにかく今の自民党政権を倒すという共通目標で野党が結集することが必要だと法政大教授の山口二郎氏が語る。また、これからの日本社会のビジョンを決めることが急務で、それは若い人たちにデザインしてもらいたい。今踏ん張らないと日本は滅びの道しかないと訴える。

特集以外に、ウクライナやパレスチナの問題や日本の外交や安保政策などについて語っていただいた京都精華大学准教授の白井聡さんと一水会代表の木村三浩さの対談を掲載。

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