特集は「日本を壊す悪夢の政権」
黒川検事長定年延長と検察庁法改正案にみる権力の私物化。日銀の介入で実体経済と乖離した株価。コロナ渦で見えた強権化と見せかけの数字がもたらすものは。
黒川問題を、行政による司法権力の簒奪と近代国家の守るべきルールが捨て去られると警鐘を鳴らす法政大教授の山口二郎氏。アベノミスクはバブルを亢進しただけと、経済対策の誤りを立教大特任教授の金子勝氏が指摘。政府情報を広報するだけの日本のメディアがコロナ危機を加速していると、正確な情報の共有を説く医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏。黒川問題は政治の私物化と法の支配を蹂躙すると社民党党首の福島みずほ氏が語る。内閣法制局の融通無碍の解釈変更で法の支配が崩れると説く参院議員の小西洋之氏。