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特集は「進む東京一極集中 これからのまちづくりは

「マネー資本主義」の対極として地域の資源を活用しながら豊さを創造する「里山資本主義」を提唱し、持続可能な社会づくりに取り組むエコノミストの藻谷浩介氏が、東京一極集中の問題点を解説する。

都心の大規模開発がなぜ無制限に進むのか。都市計画の専門家である埼玉大名誉教授の岩見良太郎氏が、小泉政権以降の規制改革により開発の大規模化と規制緩和が進み自治体が責任をもって民間を指導できなくなっている現状を説明する。

8年前の都知事選で小池知事は「多摩格差ゼロ」を公約の一つに掲げていたが、多摩格差とは何なのか、公約は達成されたのか。日本最大規模のニュータウンを抱える多摩市長の阿部裕行氏が多摩地区の問題と住宅政策などを語る。

小池都知事が1期目に掲げた「7つのゼロ」はほとんどが公約倒れに終わり、2期目には、神宮外苑再開発に代表される大規模開発が進められだ。「都民ファースト」と言えるのか疑問ばかりの小池都政について元東京自治研究センター元理事の伊藤久雄氏が検証する。

ほとんど説明のないまま進められるこの神宮外苑再開発計画について、子どもたちの未来を守るために十分な説明と対話を求めて活動を続ける、神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会代表の加藤なぎさ氏が語る。

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