特集は「いま、この国の民主主義を問い直す」
民主主義を破壊してきた安倍政権を継いだ菅政権の口癖は、反民主主義と強権主義の合併症のようだとする上智大の中野晃一教授が、何故そんな状態になったのかを分析した。ジャーナリストの斎藤貴男氏が、メディアが五輪のオフィシャルパートナーになっていることで、社会の木鐸の機能をさらに失ったと警鐘を鳴らす。脱「ゆとり教育」の背景に新自由主義と国家主義があり、考える力を失わせ一つの価値を押し付けていると現代教育行政研究会の前川喜平氏が教育のあるべき姿を説く。情報公開はなぜ必要なのか、公文書管理はそのためになぜ必要なのか、情報公開クリアリングハウス理事長の三木由希子氏が、公務員が良い仕事をするためと、政策チェックに如何に文書管理が大事かを語る。